keyboard_arrow_leftDatabase AlierDBkeyboard_arrow_right

AlierDB モジュール

モジュールパス: /alier_sys/AlierDB.js

概要

このモジュールは、バックエンドのデータベースの機能を利用するためのインタフェースとして、AlierDB および AlierTable クラスと、それらのクラスと組み合わせて使用する関数群を提供します。

AlierDB クラスは単一のデータベースに対する操作を集約したクラスです。データベースの各テーブルに対する操作を行うため、AlierDB は AlierTable のインスタンスを生成し、テーブル操作を行わせます。

const alierDb = new AlierDB({ database: "my-database", /* その他、接続情報などの設定 */ });

//  物理テーブル "myPhysicalTable" を操作する AlierTable のインスタンスを得る
const myPhysicalTable = alierDb.get({ table: "myPhysicalTable" });

//  カラム foo, bar に対するビューを操作する AlierTable のインスタンスを得る
const fooBarView = alierDb.get({ table: "myPhysicalTable", columns: [ "foo", "bar" ] });

AlierTable クラスは単一のテーブルに対する操作を集約したクラスです。操作できる対象は物理テーブルに限らず、SELECT によって作られるビューや JOIN によって作られる結合テーブルなどの仮想テーブルも含まれます。 AlierTable は、HTTPのリクエストメソッド風のインタフェースを持ちます。データの取得・追加・更新・削除にはそれぞれ以下のメソッドを使います：

AlierTable.get()

対象のテーブルからレコードを取得します。
AlierTable.post()

対象のテーブルにレコードを追加します。このメソッドは対象が物理テーブルである場合にのみ使えます。
AlierTable.put()

対象のテーブルのレコードを更新します。
AlierTable.delete()

対象のテーブルのレコードを削除します。このメソッドは対象が物理テーブルである場合にのみ使えます。

またテーブルを結合するには AlierTable.join() メソッドを使います。

const alierDb = new AlierDB({ database: "my-database", /* その他、接続情報などの設定 */ });

//  テーブル "t1" を操作する AlierTable のインスタンスを得る
const t1 = alierDb.get({ table: "t1" });

//  テーブル "t2" を操作する AlierTable のインスタンスを得る
const t2 = alierDb.get({ table: "t2" });

//  t1 と t2 の交差結合を作る
const joinedTable = t1.join({ table: t2, joinType: DBJoinType.CROSS_JOIN });

//  カラム foo, bar に対するビューを操作する AlierTable のインスタンスを得る
const fooBarView = alierDb.get({ table: "myPhysicalTable", columns: [ "foo", "bar" ] });