OracleDBConnector
概要
OracleDB向けに実装された DBConnector
の派生クラスです。
このクラスはNode.js版でのみ利用できます。
このクラスは node-oracledb
に依存します。
コンストラクタ
--
構文
new OracleDBConnector(obj) => OracleDBConnector
引数
単一のオブジェクトです。
以下のプロパティに加えて、node-oracledb
の ConnectionAttributes
および PoolAttributes
で使用できるプロパティを指定できます:
-
database
:string
データベース名です。
-
usePool
:boolean
|undefined
(省略可)コネクションプーリングを利用するかどうかを表す論理値です。
true
ならプーリングを利用し、false
なら利用しません。usePool
の値によってコンストラクタに渡すことのできる引数が異なります。node-oracledb
のPoolAttributes
にのみ定義されている引数はusePool
がfalse
の場合は意味を持ちません。このプロパティの指定は任意です。指定がない場合、コネクションプーリングは利用しません(
false
)。 -
onError
:function
|undefined
(省略可)エラーを捕捉した際に呼び出されるコールバック関数です。
この関数は第1引数としてエラーオブジェクト、第2引数としてエラーが発生した
oracledb.Connection
を受け取ります。このプロパティの指定は任意です。指定しなかった場合、エラー捕捉時に何も行われません。
-
onConnect
:function
|undefined
(省略可)データベースへ接続した際に呼び出されるコールバック関数です。
この関数は第1引数として新たに接続された
oracledb.Connection
を受け取ります。このプロパティの指定は任意です。指定しなかった場合、接続時に何も行われません。
-
onDisconnect
:function
|undefined
(省略可)データベースからクライアントが切断された際に呼び出されるコールバック関数です。
この関数は第1引数として接続が切れた
oracledb.Connection
を受け取ります。このプロパティの指定は任意です。指定しなかった場合、切断時に何も行われません。
例外
TypeError
- 引数のプロパティ
database
に文字列が指定されていない場合 - 引数のプロパティ
onError
に指定された値が関数でなかった場合 - 引数のプロパティ
onConnect
に指定された値が関数でなかった場合 - 引数のプロパティ
onDisconnect
に指定された値が関数でなかった場合
- 引数のプロパティ
詳細
OracleDBConnector
のインスタンスを生成します。
コネクションプールを使用しない場合、データベースクライアントの初期化は connect()
の呼び出しまで遅延します。
メソッド
end()
- 使用しているすべてのクライアントとコネクションプールを解放します。
execute()
- SQL文を実行します。
connect()
- データベースへ接続します。
disconnect()
- データベースの接続を切断します。
fixPreparedStatementQuery()
- この関数は何も行いません。
asIdentifier()
- 文字列をデータベースで使用する識別子として変換します。
asString()
- 文字列をデータベースで使用する文字列リテラルに変換します。
asValue()
- データをデータベースで使用する値リテラルに変換します。