asSqlValue
与えられた値をSQLの値リテラルを表す文字列に変換します。
- 識別子の変換には
asSqlIdentifier()
を、文字列の変換にはasSqlString()
をそれぞれ利用できます。
構文
asSqlValue(rawValue) => string
asSqlValue(rawValue, { useSingleQuote }) => string
asSqlValue(rawValue, { booleanReplacer }) => string
asSqlValue(rawValue, { useSingleQuote, booleanReplacer }) => string
引数
-
rawValue
:object
|number
|boolean
|string
|bigint
|null
|undefined
SQLの値リテラルへ変換するデータです。
-
options
:object
|undefined
(省略可)以下のプロパティを持つオブジェクトです:
-
useSingleQuote
:boolean
|undefined
(省略可)引用符が必要な識別子に単引用符(
"
)を使うかどうかです。true
なら単引用符を使い、false
なら二重引用符("
)を使います。このプロパティの指定は任意です。指定がない場合、単引用符を使います(
true
)。 -
booleanReplacer
:function
|undefined
(省略可)論理値を変換するための関数です。
この関数は単一の論理値を引数に取り、文字列を返さなければなりません。
このプロパティの指定は任意です。指定がない場合、論理値はそれぞれ
"TRUE"
および"FALSE"
に変換されます。
-
返値: string
変換結果の文字列です。
引数 rawValue
が文字列の場合、結果は asSqlString()
と同じです。
引数 options
のプロパティ useSingleQuote
が指定されていれば、それが asSqlString()
の引数に使用されます。
引数 rawValue
が数値の場合、十進数値リテラルに変換した結果を返します。
引数 rawValue
がオブジェクトの場合、JSON 文字列へ変換された上で asSqlString()
によって文字列リテラルとして変換された結果が返ります。
引数 options
のプロパティ useSingleQuote
が指定されていれば、それが asSqlString()
の引数に使用されます。
引数 rawValue
が論理値の場合、引数 booleanReplacer
の結果を返します。
引数 rawValue
が null
または undefined
なら "NULL"
を返します。
例外
TypeError
- 引数
rawValue
として変換できない型の値が与えられた場合rawValue
がfunction
型rawValue
がsymbol
型
- 引数
解説
与えられた値をSQLの値リテラルを表す文字列に変換します。
SQL文の中で何らかの値を要求する箇所に値を挿入する際に利用できます。