DBConnector: getDBConnector()
登録済みの DBConnector
クラスの実装から、DBConnector
のインスタンスを取得します。
DBConnector
派生クラスを登録するには、registerDefaultConnector()
を使います(この関数はNode.js版でのみ使えます)。
構文
getDefaultConnector({ database, version }) => DBConnector
getDefaultConnector({ database, databaseType }) => DBConnector
getDefaultConnector({ database, databaseType, user, host, port, password }) => DBConnector
引数
単一の、以下のプロパティを持つオブジェクトです。
以下に示すプロパティ以外に、使用する DBConnector
クラスの実装に依存した設定項目が存在します。詳細は各実装のリファレンスを参照してください。
-
database
:string
使用するデータベース名です。
-
version
:number
使用するデータベースのバージョンです。
このプロパティはモバイル版でのみ使用されます。Node.js版では省略可能です。
-
databaseType
:string
使用するデータベースの種別です。
指定できる値は関数
registerDefaultConnector()
で登録したデータベース種別を表す文字列に限られます。 Node.js版において、以下のデータベース種別は登録済みです:-
"mysql"
MySQLConnector
を使う場合に指定します。 -
"oracledb"
OracleDBConnector
を使う場合に指定します。 -
"postgres"
PostgreSQLConnector
を使う場合に指定します。
このプロパティはNode.js版でのみ使用されます。モバイル版では省略可能です。
-
-
user
:string
|undefined
(省略可)データベースに接続するユーザ名です。
このプロパティの指定は任意です。指定がない場合、利用する
DBConnector
派生クラスの実装および実行環境に依存した既定値が使われます。このプロパティはNode.js版でのみ使用されます。モバイル版では省略可能です。
-
host
:string
|undefined
(省略可)データベースサーバのホスト名またはIPアドレスです。
このプロパティの指定は任意です。指定がない場合、利用する
DBConnector
派生クラスの実装および実行環境に依存した既定値が使われます。このプロパティはNode.js版でのみ使用されます。モバイル版では省略可能です。
-
port
:number
|undefined
(省略可)データベースサーバが使用するポート番号です。
ポート番号としては 0 以上の整数値を指定します(0, 1, 2, ...)。
このプロパティの指定は任意です。指定がない場合、利用する
DBConnector
派生クラスの実装および実行環境に依存した既定値が使われます。このプロパティはNode.js版でのみ使用されます。モバイル版では省略可能です。
-
password
:string
|undefined
(省略可)データベースのパスワードです。
このプロパティの指定は任意です。指定がない場合、利用する
DBConnector
派生クラスの実装および実行環境に依存した既定値が使われます。このプロパティはNode.js版でのみ使用されます。モバイル版では省略可能です。
返値: DBConnector
モバイル版では常に SQLiteConnector
のインスタンスが返ります。
Node.js版では registerDefaultConnector()
で登録した、DBConnector
派生クラスのインスタンスが返されます。どのクラスのインスタンスが返されるかは、引数のプロパティ databaseType
に依存し、registerDefaultConnector
で登録されたデータベース種別に一致するクラスのインスタンスが返ります。
例外
-
-
引数
databaseType
に対応するDBConnector
がregisterDefaultConnector()
で登録されていなかった場合*この例外はNode.js版でのみ発生します**。
-
解説
登録済みの DBConnector
クラスの実装から、DBConnector
のインスタンスを取得します。
Node.js版において、フレームワーク側で定義されている派生クラスを利用する場合、引数のプロパティ databaseType
として以下のいずれかの値を指定できます:
-
"mysql"
MySQLConnector
を使う場合に指定します。 -
"oracledb"
OracleDBConnector
を使う場合に指定します。 -
"postgres"
PostgreSQLConnector
を使う場合に指定します。
独自に定義した DBConnector
派生クラスを使用するには、事前に関数 registerDefaultConnector()
で DBConnector
派生クラスの定義されたモジュールのパスを登録する必要があります。